Googleが一般生活者向けの消費電力計測ツールを開発中らしいです。『Google Power Metar』なるこツールは現在β版で提供されています。
自分の家庭の消費電力がリアルタイムに知ることができれば、誰も電力を無駄使いしたいとは思わないので、電力消費は削られるはずです。さらに、そのような世帯が全世界的に広がればそれはそれは大きなインパクトとなるはずです。
Google社によれば,ある調査において家庭の消費電力にアクセスできるようにしたところ,1カ月の消費電力が5~15%削減できるという結果がでたという。「仮に,米国の半分の家庭が消費電力を10%削減したとすると,その消費電力削減効果は,800万台の自動車の運転をやめることに相当する」とGoogle社は説明する。(ITpro:米Google社,スマートメーターと連携する消費電力削減用ソフトウエア・ツールを開発中[2009/2/16]より抜粋)
通信機能やほかの機器の管理機能を持つ高機能型の電力メーターを含んだシステムを指す。「AMI(advanced metering infrastructure)」とも呼ばれる。電力メーターに数十~100m程度の近距離無線機能を組み込んで,エアコンや照明,温度計,セキュリティー機器といった家庭や事業所内の設備系機器を接続する。こうして,電力メーターを介して機器の稼動状況などをネットワーク経由で電力会社が管理するというもの。(スマートメーターとは - NE用語 - Tech-On!)
Googleの今回の取り組みで肝なのは、電気会社に情報を提供(電力会社での効率化)するのではなく、直接、生活者に情報を提供(家庭での効率化)とするところでしょう。電力を売って食っている電力会社に情報を提供しても、ブラックな部分がないとも限りません。(有益な情報が生活者にまで届かないというケースも考えられます。)このようなシステムが一般的に普及し、生活者の意識・行動が変われば、世界におけるエネルギー消費も劇的に効率化されそうです。
というか、早く家電の全てがオンライン化し、統合的に管理なるようになればもっと良いのですが。
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