2009年1月29日木曜日

映画検索エンジン『FindAnyFilm.com』

イギリスで、映画をインデックス化しオンライン上で3万を越える作品を検索できるサービスが始まりました。その名も『FindAnyFilm.com』。20ジャンル、60もの言語をカバー、日本映画も含まれます。さらに、タイトル以外にも、内容に関するキーワードや気分や場所などといった検索にも対応しているようです。
サービスを始めたのは、UK Film Council。いわずとしれた映画大国であるイギリスの政府機関。イギリス映画のプロモーションということ意図も含んでいるのでしょう。
また、お目当ての映画手に入れ方(映画館、テレビ、DVD、オンラインでのダウンロード(合法サイト)など)を教えてくれるという仕組みもあるようです。違法ダウンロードじゃなくて、「とにかく便利だから正規ルートで映画を手に入れましょう」ということですかね。
さて、映画コンテンツのコンセルジュ的サービスですが、映画コンテンツへたどり着くまでの新しい導線となるのでしょうか。

2009年1月28日水曜日

AR(拡張現実感) ―あちらの世界とこちらの世界を重ねる技術

"Augmented Reality"、略して"AR"、日本語では"拡張現実感"。これ、すごくないですか。まさにあちらの世界とこちらの世界が重なっています。

ARを辞書的に説明すると
拡張現実(かくちょうげんじつ)とは、現実環境にコンピュータを用いて情報を付加提示する技術、および情報を付加提示された環境そのものを示す。強化現実とも呼ばれ、現実の環境(の一部)に付加情報としてバーチャルな物体を電子情報として合成提示することを特徴とする。(Wikipediaより)
ということらしい。簡単に言うと、WEBカメラなどのデバイスを介すことで現実に、新しい情報(映像)を付け加えることができる技術といった感じですかね。

ARな自動車カタログ。
さらに、ニコニコ動画でも盛りあがったりもしています。

これはとても興味深い技術です。モバイルカメラ(電脳メガネ??)などもっと身近に活用することができれば、書籍・雑誌はもちろんのこと、さらに屋外広告などもさぞエキサイティングになるでしょう(見てくれればの話ですが。)
想像が膨らんで仕方ない技術ですが、うまくビジネス利用されるのでしょうか。はてまて、今年中に何か面白い事例などが生まれるのでしょうか。今後に期待です。

2009年1月27日火曜日

広告系総会vol.3に行ってきました。

2009年1月23日に行われた広告系総会vol.3に初参戦してきました。180人もの広告系の方々が集う会、壮大でした。また、大阪から遠路はるばる来られたことも多数発見。このオフ会の集客力のすごさがうかがえます。
まず、居酒屋1フロアを丸ごと貸切っても人が溢れているという状況に驚きました。会場はこの通り、カオスな状態です。(写真は「イケダノリユキのCommunitainment Blog」より拝借しました。著作権フリーありがとうございます。)ちなみに、この写真に僕が写っています。なんという偶然・・・w
さすがにカオスな状況下、腰を落ち着けて深い話をするまではいたらなかったもののたくさんの方と話すことができました。。広告系と一言で言えど、非常にたくさんの立場の方がいらっしゃるなと思いました。とても良い刺激になりました。

今回お話させて頂いた方、ありがとうございました。また、このようなビッグイベントの運営をして頂いた幹事の方々、素晴らしい機会をありがとうございました。

次回も是非参加したいと思います。

2009年1月21日水曜日

Google、新聞広告サービスから手を引く ―オンラインオリエンティッド風潮が強まる!?

Googleが2009年1月20日、新聞広告サービス「Print Ads」を2月28日で終了すると発表しました。(既に出稿済みのクライアントには3月31日までサービスを提供。)昨今のGoogleが行っている経費削減のためのプロジェクト見直しの対象にたなったものと思われます。「Google Print Ads」担当ディレクターであるSpencer Spinnell氏は以下のように語っています。
「Print Adsによって、新聞社には新たな売り上げの源が確保され、消費者向けに、より関連性の高い広告が出されることになると期待していたのだが、われわれや、われわれのパートナー企業が望むようなインパクトをもたらすことはできなかった。」
「Google Print Ads」は、AdWordsアカウントから新聞の広告枠に出稿できるサービスです。2006年11月にスタートし、2007年7月に拡充され、今では800以上の新聞に出稿が可能となっていました。なによりオンラインとオフラインをつなぐサービスとして注目されました。
Spencer Spinnell氏はまたこのようにも語っています。
「現在のPrint Adsで提供している製品サービスは、適切なソリューションではないことが明らかになったが、そこに注ぎ込んでいたリソースを、もっとユーザーや広告主、出版業界にとって意義あるインパクトをもたらす、新しい革新的なオンラインソリューションへと回せるようにしていきたい。」
「オンライン⇒オフライン」の線がとりあえず頓挫したのでオンラインに注力するということですが、このことはGoogle単体ではなく様々なところに影響を与えそうです。とりわけ、紙媒体は今まで以上にオンラインでの活動を注力せざるをえなくなるように思います。
また、Googleはビデオやラジオ業界向けにも、「オンライン⇒オフライン」の同じようなサービスを提供しています。そちらの方はどうなるのでしょうか。ともあれ、オンラインオフライン統合型広告配信という考え方に少し釘が刺されたように思えました。

2009年1月19日月曜日

まさに手ばなせないPC ―VAIO type PのCM

今、注目のPC「SONY VAIO typeP」。巷で話題になってます。それのCMが面白いです。

セクシーに歩くジーンズの女性。そのお尻ポケットにはtype Pが入っている。その女性の歩調に合わせせり上がってくるtype Pをポケットに入れ直す。そして、コピー挿入”手ばなせないPC”。というCM。
まずこのCMを見て「手ばなせないPCというか、まず手をはなしたらポケットから落ちるのでは・・・」と思われた人もたくさんいるでしょう。でも、そこがこのCMの良いところかと。どう解釈されるかではなく、「手ばなせないPC」というフレーズが頭に残るように設計されたのだと思います。
画期的なポケットスタイルPCということもあって、他にも伝えたいことはたくさんあるでしょうが、それらをそぎ落として一番伝えたいことだけをシンプルにユニークに(伝わりやすく)訴求する。それがテレビのメディア特性をしっかりと把握した表現だと思います。(とはいえ、全てのCMがそうあるべきでもなく、また実現するものは難しそうですが)

という観点で、このCMも好きだったりします。


2009年1月15日木曜日

歯車式コミュニケーション設計

いつぞやかに聴いたネイキッドコミュニケーション前澤氏のプレゼンテーション「360度コミュニケーション時代のコミュニケーション戦略」で、これは秀逸だと思った図があったので、そのときのメモを基に再現してみました。
これはコミュニケーション設計の全体を完結に表した図です。一つ一つの要素が歯車に例えられているところがキモです。
コミュニケーション設計というものは、一つの歯車が回ると全ての歯車のそれぞれが連動して回るといったように実に様々な要素が関係・連動しあって出来ているものだと思います。ですが、図でいう左端の「ビジネス戦略」と右端の「評価」が直に連動するわけではなく、それぞれの要素間での遠い近いもあり、またそれぞれの重要性も違ってきます。それを歯車の噛み合わせと歯車の大きさで実に上手く表していると思いました。
コミュニケーション設計のフローといえば、①⇒②⇒③といったように直線で表わしたくなりますがこのように歯車式であると考えた方が理解に良さそうです。
実際には、この図で表しているよりももっと複雑なのでしょうが。

2009年1月14日水曜日

「カップヌードルMYベンディングマシン」プレゼントキャンペーン

カップヌードルライトの衝撃的なTVCMのエントリーから間もないのですが、さらにこんなキャンペーンがありました。
その名も自動販売機型給湯器「カップヌードルMYベンディングマシン」プレゼントキャンペーン。フタ止めシール・開封用シール5枚1口で応募できて、3000名に当たるようです(2009年1月16日~3月31日)。
カップヌードル(レギュラーサイズ)が4個収納可能で、自動給湯式湯沸しポットが一体になっているという代物です。

これは、カップヌードルライトを食べて応募するしかないのか!?

ニュースリリースはコチラ
キャンペーンサイトはコチラ

Googleで地球をサーフィンする

、1月4日からサンフランシスコで開催された「Macworld Conference & Expo 2009」で、Google社員が『バランスWiiボード』と『Google Earth』を組み合わせて地球をサーフィンしたらしいです。

Google Earthで古代ローマを散歩できたり、(iphoneやAndroid版)Google Earthで世界中を持ち歩けるようになったり、Google Earthはどんどん進化してます。

2009年1月13日火曜日

カップヌードルライトのギリギリなキャンペーン

2009年1月8日から放映されているカップヌードルライトのインパクトあるTVCM。
今回の衝撃のCMの企画意図はこのように語られています。
1971年のカップヌードル発売から38年が経った、今年2009年。カロリーをカットしたライトが誕生します!その名も、「カップヌードルライト」。新開発の「ミスト・エアー・ドライ製法」で、しっかりおいしい198kcalを実現しました。CMは、インパクトと登場感のあふれる企画で、カロリーカットとおいしさを印象的に訴求することを目指して制作しました。(カップヌードルライトキャンペーンサイト「制作ノート」より)
「私はライト 戸田恵梨香篇」

20代代表として、近年、その高い演技力でドラマや映画を中心に活躍し、2009年もより一層の飛躍が期待される、女優の戸田恵梨香さん。時代が求めるライト感にふさわしい、まさに“旬な”戸田さんに、「カップヌードルライト」の誕生をメッセージしていただきました。(カップヌードルライトキャンペーンサイト「制作ノート」より)
「私はライト 内田恭子篇」

30代代表として、自然体でありながら説得力のある語り口で活動の場を広げている、キャスターの内田恭子さん。時代が求めるライト感にふさわしい、まさに“旬な”内田さんに、「カップヌードルライト」の誕生をメッセージしていただきました。(カップヌードルライトキャンペーンサイト「制作ノート」より)
キャンペーンサイトはコチラ。ギリギリなビジュアルとともに、商品の解説やTVCMのアーカイブ、そしてTVCMの制作ノート(企画意図、撮影こもれ話)などのコンテンツがあります。
ちなみに、お試しセットプレゼントキャンペーンをしています。

衝撃のTVCM含めこのギリギリなキャンペーン、大きな話題を生まざるをえないでしょう。オトナグリコのTVCMもインパクト大でしたが、このTVCMにも同等にびっくりさせられました。
現代の賢い生活者は、ちょっとやそっとじゃあ驚きません。そこで、ギリギリを攻めなければならなくなってきているわけですが、ギリギリを攻めるというのは言うに簡単ですが、非常に高い壁だと思います。ギリギリを見極めるチカラ、そしてギリギリを実行するチカラがこれからは必要なのかと。
ちなみに、20代、30代の女性がターゲットだと思うのですが、このTVCMが女性にはどのように伝わっているか聞いてみたいです。

2009年1月7日水曜日

小っちゃくなったり?大っきくなったり?

Apple関連の噂ってたくさんあります。それだけ期待されているということでしょう。

iphoneが小っちゃくなったり、(CNET Japn:iphone nanoの噂
ipod Touchが大っきくなったり、(TechCrunch Japan:大画面ipod Touch、2009年秋デビューへ

BlackBerry Stormのクリッカブル・タッチ・スクリーン

スマートフォンといえば、iphoneという話題になりがちですが、RIM(Reserch In Motion)のBlackBerryの存在も忘れてはいけないような気がします。(日本では余り見かけないですが・・・)
若干話題は古いですが、BlackBerryシリーズとして初めてタッチスクリーンを採用した新機種「BlackBerry Storm」。
この機種の一番の特徴は、クリッカブル・タッチ・スクリーンと呼ばれる機構。これは、デジタル・キーを押す際、少しだけスクリーンが押し下がるようになっており、物理的な感覚を得ることができるというものです。
どんな感覚なのかすごく興味がそそられます。
詳しく知りたい方はコチラ。iphoneとバトルしています。

最近、AndroidなどのモバイルOSに注目が集まっていますが、いつも持ち歩いていつも触っている携帯電話はハード面もすごく重要だと思います。

2009年1月5日月曜日

Googleからのビデオ年賀状2009

Google社員24名によるスプレッドシートアート。


いやはや壮観。
新年早々、面白い企画です。

謹賀新年2009 ―今年の抱負

明けましておめでとうございます。
新年一つ目のエントリーは、今年の抱負というか、心がけたいことでいきたいと思います。

2009年、今年心がけたいことは、
この言葉は、『論語』の中に出てくる「君子は和すれども同ぜず。小人は同ずれども和せず」という部分の前半を取ったものです。「人との調和を大切にしつつも、むやみに他人の意見に流されるのではなく、自分の意見をしっかりと持つ」という意味です。

人の意見を全肯定もしくは全否定するのは簡単です。だからそのように動いてしまいがちですが、やはりしっかりと自分の頭で考えるということをなおざりにしてはいけません。というか、自分の意見はしっかりもつべきです。

今年一年、周囲の意見を取り入れ学びながら、自分の意見もしっかり形成・醸成していけるように頑張りたいと思います。