2008年10月30日木曜日

Googleマップの進化 ―ルート案内機能の追加

10月29日、Googleマップに「ルート案内機能」が追加された。
これで路線だけでなく、道路のルート検索が可能となった。しかもさすがと言わざるを得ないユーザビリティー。ストリートビューとも連動しており、交差点での案内もこの通り。
「ルートの変更」や「経由地点の設定」、「高速道路を使わずになるべく一般道で行くルートの設定」などにも対応。(ドラッグ&ドロップでルート変更などができたりする。)

印刷面も親切設計です。
さらに、「iphone」にも対応。iphoneだとGPS機能もあるので、ほぼミニカーナビ状態です。
さらにさらに、「カーナビ(日産カーウイングス)との連携機能」も追加。ちなみに、これはGoogleマップで目的地検索した情報を、カーナビへ送付することができるというサービス。


いやはや、すごいです。
今はカーナビと連携したりしているけど、このままいけばカーナビいらなくなるんじゃないかと思います。

Googleマップがプラットフォームとなって次々と機能が追加されてます。次はどんな機能がくっつくのか。そしてまた、このプラットフォームはビジネス的にも魅力的だと思ってしまいます。どうなっていくのでしょうかねぇ。

Google Japan Blog:Googleマップでルート案内

2008年10月27日月曜日

「RunKeeper」にライフロギングの第一歩を思う

iphone用アプリケーション「RunKeeper」を使いながらランニングしてみました。「RunKeeper」はiphoneのGPS機能を使って、走った距離や時間、さらにペースをリアルタイムで表示するアプリケーション。そのランニングデータは履歴として保存される。
さらに、その履歴をデータをPCサイトで確認でき、GoogleMapでどこを走ったかが一目でわかったりもする。
Nike+をしたかったけれど、とりあえずこの無料アプリケーションで代用中。


「RunKeeper」で自分のランニングデータを取るようになって、これはまさにライフロギングの第一歩だなと思ってしまいました。
スポーツはデータ化が進む分野と言えますが、スポーツ分野以外にもこのように行動のデータ化はどんどん進んでいくのでしょうか。例えば、趣味の分野のロギング、自分の読んだ本や観た映画のロギングなど。

アップルとグーグル 日本に迫るネット革命の覇者』によると、一般的な人間の一生分の行動履歴データは3テラバイト。この数字ならばやろうと思えば今のテクノロジーでも全人類のロギングは可能らしいです。
(極論に近いですが、)ライフロギングが進めば、自分の行動データを基に生活は非常に効率的になっていきます。自分が次にすべきことは過去のデータとその時々の取り巻きのデータなどからはじき出されるようになり、進学・就職・結婚などの今では大きな決断を必要とされることも、そうでなくなるかもしれません(結婚に関しては超精確な出会い系サービスとかがでてくるのかなwww)。完全に管理社会の様相ですね。

しかし、自分がデータ化したくない情報もたくさんあるでしょうし(そう思っている人が多そうであるし)、現状の社会では完全なライフロギングの実現は難しいように思います。

これからは、ロギング(=効率化)するところとしないところをしっかりと線を引いて考えていくことが重要かなと思いました。

2008年10月23日木曜日

次世代目覚まし時計『chumby』

「目覚めよ! あなたのインターネット生活に!」

のコピーとともに明らかに目覚まし時計の領域を超えた『chumby(チャンビー)』が10月23日から日本でも発売される。 
皮革を張り込んだ丸みをおびた手のひらサイズの本体に、3.5型のタッチスクリーンを搭載した電子機器で、OSとしてLinuxをプリインストールするほか、無線LANアクセス機能も備える。価格は2万9,400円。

iphoneのように、ウェジェットをダウンロードして楽しむ。
収益モデルはプラットフォームでの広告収入を考えているのでウィジェットも自由に使える。

ちなみにジークスという会社が国内での正規代理店らしいです。

あちらの世界とこちらの世界をつなぐデバイスはモバイルで決定と思っているのですが、新たに挑戦者が現れました。「インターネットにつながる”その場に合った”デバイスを選択する」という新しいライフスタイルを提案する一品ですね。

しかし、カワイイ(笑)

2008年10月22日水曜日

+αのデザイン ―by 100%Inc.

自立する傘
桜が残るグラス
『トリハダ』のようなデザインを目指す100%Inc.のプロダクトです。

見た目の斬新さを追求する余り本来の目的を忘れてしまうデザインは美しくないですが、本来の目的を忘れないで、+α何かをもたらしてくれるデザインってすごく美しいと思います。

ちなみに、この2つ以外のプロダクトもあります。
100%Inc.

2008年10月17日金曜日

Appleのユーザビリティ

iphoneを買って1ヶ月弱になるのですが、最近気づいてしまったことがあります。

iphoneのイヤフォンの右だけに付いているこの物体、右か左を確かめるためのものとばかり思っていたのですが、実はipodのリモコン」だったのです。
1回摘むと、「ON/OFF」、2回連続で摘むと「次の曲へ」、3回連続で摘むと「前の局へ」といったようにipodをコントロールできます。これはサイズが大きめのiphoneにとってすごく便利な機能です。

さらに、「マイク」機能もあっちゃたりします。なんとイヤフォンを付けたまま電話ができてしまいます。なんとスタイリッシュ。

小さなコトですが、この小さなコトにもしっかりと対応しているAppleのユーザービリティの高さにはつくづく驚かされます。
あちらの世界とこちらの世界をつなぐインタフェース。そしてこのインターフェースを押さえているApple。Appleはすごい。

2008年10月14日火曜日

GOOD DESIGNとは決してかっこいいデザインではない

グッドデザイン賞とは、1957年からの伝統ある日本でただ一つの総合的デザイン評価・推奨のシステムです。「デザインが優れたものごと」を選び、生活者や産業などに働きかけ、社会をより豊かな方向へ導くことを目的としている。

そのグッドデザイン賞の2008年度受賞作品の一つになんと『コレジャナイロボ』が選ばれていた。

これだ!『コレジャナイロボ』とは…
有限会社ザリガニワークスの雑貨レーベル「太郎 商店」の木製手作り玩具。2001年の販売開始より全く売れなかった数年の苦労時代を 経て、インターネットショップ出品を切っ掛けに、ついに日の光を見 る。手作りゆえの生産性の低さもあり、一時は御注文後3ヶ月待ち という状態にまでなりました。このままではいけないと、より多くの皆様に“偽物感”をお届けすべく、ソフビ版発売、妄想小説連載、主 題歌CD発売等、分野を超えて暴走を開始致しました。
「欲しかったのはこれじゃなーい!!」プレゼントを開けた子供から発せられる悲痛の叫び。楽しいはずのクリスマスが突如、修羅場  に。こんな経験あります か?できれば避けたいものです。しかし人生、欲しい物が何のリスクもなしに手に入るなんて話はそうはありま せん。欲しい物を手に入れる為には努力も必要だ という事を何らかの機会に知っておくのも良いでしょう。
「コレジャナイロボ」はその絶妙な偽物感、カッコ悪さにより、その事をお子さまにトラウマ級の効果をもってお伝えする事でしょう。
情操教育玩具として是非お試しください。

(オフィシャルサイトより引用)
しかも、主題歌まであります。

しかも、水木一郎(笑)謎に本格的。


審査委員は「コンセプト」「ネーミング」「仕上がり」などに加え「現代消費社会に痛快なメッセージも感じる」と評価したらしい。

やっぱデザインってかっこいいだけじゃダメで、しっかりとコンセプトがあって人の心を掴むものが良いデザインであるとしんみりと感じました。


グッドデザイン賞
コレジャナイロボオフィシャルサイト
太郎商店

2008年10月10日金曜日

黒福多」なる店でのランチのとき、ふと壁をみると・・・「負けた と、思えたら 男」
かっこよすぎです。

冷静に相手をはかる目、そして相手を認めることができる器。
養っていきたいものです。

Google、「Google Maps」へのテキスト広告挿入

Google Mapsにもテキスト広告が入った。
行動ターゲティングに、エリアターゲティング・・・

より優れたターゲティングがものをいう時代になってきているのだろう。

2008年10月7日火曜日

Google、イメージ検索連動型広告を開始

Googleはイメージ検索にも広告を掲載する。

こんな感じらしいです。(CNET)


画像広告の出稿はこれまでの文字広告と比べて、露出が激しくなるので扱いが難しくなりそうかと(画像検索中に自分が必要としない画像がバンバンでてくると非常に目障りだったり)。
しかし、画像広告には文字広告以上の効果も期待できる。ユーザービリティが達成されれば良いシステムとなりそうだ。

2008年10月6日月曜日

CEATECH JAPAN 2008

最先端技術の祭典「CEATECH JAPAN 2008」の最終日に行って来ました。

数多くの企業がブースを出してたのですが、Panasonicのブースが印象に残った気がします。

ほとんどの企業が「技術」という面を押し出していたのですが、Panasonicは新技術を使った「生活」という面を押し出していると感じました。(技術の祭典なのだから、技術を押すのは当たり前ですが)

その点を顕著に感じたのが「「Life Wall」」なるものです。
近未来(2015年~)のディスプレイはこうなっているというデモストレーションですが、壁一面がディスプレイなので迫力満点でした。未来の生活はこんな風になのか??

体の動きを認識する機能や、
人が動いても映像の表示位置がついてくる機能(「Stay-With-Me- TV」)、
個々人の顔を認識することで特定の画面表示位置を記憶できる機能(「You-Know-Me-TV」)、を内蔵。
また映像を用いた通信 教育などでの利用も想定とのこと。


あと、Sonyの「有機ELパネル」も凄かったです。0.3ミリのパネルに映像が流れてました。そのパネルを曲げても映像が流れるそうで。映像が平面から抜け出すのもそう遠くはなさそうだ。

マイノリティレポートとかにも出てくる空間に浮かぶディスプレイ。未来のディスプレイ像として想像されてますが、あれって実現可能なのでしょうか・・・、あれにはすごく憧れます。

2008年10月3日金曜日

GoogleのSNS収益化に向けた技術 ―ページランクならぬパーソンランク!?

現在、GoogleがSNSの収益化に向けて「インフルエンス・トラッキング(influence- tracking)」という技術の特許を申請しているらしい。

これは、ページランクと同じ仕組みでSNS内のページにランクをつける技術である(いわば、パーソンランク!?)。
これにより、より影響力のある人のページを特定でき、そこに広告を露出することによって広告効果を上げることができる。
SNSの広告媒体としてのパワーを上げることで、広告収入の増加を目指している。

インフルエンス・トラッキングではマイフレンド数だけでなく、リンク先のマイフレンドのデータや、ページで間がどのくらいの頻度で情報更新されているかなども計測できる。

2008年10月2日木曜日

2001年のGoogle ―旧Ver.の検索エンジン公開

10周年記念行事の一環で、Googleが2001年当時の検索エンジンの旧バージョンを公開している。
「Youtube」も「Facebook」もヒットしない。
2001年からのあちらの世界の拡大と、Googleの検索エンジンの成長がよく分かる。

2008年10月1日水曜日

オモロ検索エンジンSAGOOL

チームラボの和製検索エンジン「SAGOOL(サグール)」。
グーグルとは違う独自の「オモロジック」に基づいて検索するそうです。


百見は一聞に如かず。実際に検索してみました。
キーワードは世間の流れを読みつつ「麻生」で試みました。

Googleで検索
 →1位『麻生太郎 - Wikipedia
SAGOOLで検索
 →1位『

確かに、オモロい気がします(笑)
オモロジックの中身が気になるところです。