2009年2月27日金曜日

株式会社キャッチボール設立

新甚さんからニュースリリースをいただいたので僭越ながら紹介させていただきます。
キャッチボールさんは、「コンテンツをPRする」という切り口でビジネスを展開していくそうです。
インタラクティブコンテンツ企画制作会社である株式会バスキュール(東京都港区、代表朴正義、以下バスキュール)は新甚智志と共同で株式会社キャッチボール(以下キャッチボール)を設立します。
ブログやSNSをはじめとしたソーシャルメディアの発展により、特定のメディア以上に、特定のコンテンツ自信が集客力を持つケースが増え、コンテンツを軸としたコミュニケーションが注目を集めています。
キャッチボールでは、代表である新甚がバイラルキャンペーンに携わってきた数多くの知見に、バスキュールのインタラクティブコンテンツ企画制作のノウハウを融合し、「広告メッセージのコンテンツパッケージ化=ネタ作り」から「そのパッケージの流通ルートの確保と最適化」までトータルコーディネートします。
これにより、コンテンツを軸に生活者との絆を築く、企業新しいコミュニケーション活動に貢献します。

■キャッチボール概要
商号:株式会社キャッチボール
所在地:東京都港区西新橋3-15-12 ケミカルビル6F
資本金:500万円
経営陣:代表取締役 新甚智志 / 取締役 田中謙一郎(バスキュール取締役)
主なサービス内容:
・バイラル/バズ/クチコミキャンペーンの企画設計
・ソーシャルメディア領域における戦略的PRのプランニング・リレーション活動
・ソーシャルメディア関連広告のメディアプランニング
・コンテンツコンサルティング・制作
(ニュースリリースより)
これからは絶対的にソーシャルメディア、ソーシャル広告というものの重要性が高まってくるように思います。このような新しい分野のコミュニケーション開発、とても期待が大です。
キャッチボールさんには、ぜひ最前線で新しい流れをつくっていってもらいたいものです。

2009年2月25日水曜日

広告系総会スピンオフ会に行ってきた。

2月20日に行われた広告系総会スピンオフ会に行ってきました。
1月の広告系総会(冬)は、180名もの参加者がいたため一人ひとりとの会話の時間が短かったのですが、今回は30名程度の規模だったのでいろいろとお話をすることができました。
かまっていただいた方、そして何よりも幹事をして頂いた「生活にインサイトを!」さんと「則天去私」さん、ありがとうございました。
またこの会の中で、この当日が誕生日だった「日々、広告」さんのお祝いが行われました。(インタラクティブ広告年鑑が贈呈。)これはすごいことです。まさに、年齢や会社、役職などを越えたこの横のつながりの強さの表れだと思います。
このような人のつながりこそが大きなパワーをつくる源泉なのでしょう。これからもこのような横のつながり、大切にしていきたいと思います。

2009年2月20日金曜日

Google v.s. Yahoo! ―リスティング広告の見られ方

とても興味深い記事をみつけました。
CNET Japan:ヤフー VS グーグル --見られるリスティング広告はどっち?[2009.2.18]
GoogleよりYahoo!の方がリスティング広告が見られているらしいです。
Yahoo!のリスティング広告エリア方が広く、また自然検索とのデザインに差異が少ないのでユーザーの持つ広告苦手意識が払拭され、心理的ハードルが下がったとのこと。
こちらは両検索結果での目線の動きをたどったものです。
Googleでの検索結果で、リスティング広告に眼がいかないのは検索結果への信頼性の証とも言えそうですが、その結果広告があまり見られないということになると・・・、うーん、なんとも言えない状況です。検索エンジンとしてはGoogleの方が優秀であるけれど、広告媒体としてはYahooの方が優秀ということなのでしょうか・・・。何か葛藤を感じます。

話が少し変わりますが、アメリカYahoo!では「Rich Ads in Serch」なる文字だけでなく画像・動画のリスティング広告が始まるそうです。ちなみに、Googleには今のところこのような動きはないようです。
Yahoo!がリスティング広告分野で追い風を受けつつ元気です。

2009年2月19日木曜日

『Google Power Meter』 ―消費電力削減に期待

Googleが一般生活者向けの消費電力計測ツールを開発中らしいです。『Google Power Metar』なるこツールは現在β版で提供されています。
自分の家庭の消費電力がリアルタイムに知ることができれば、誰も電力を無駄使いしたいとは思わないので、電力消費は削られるはずです。さらに、そのような世帯が全世界的に広がればそれはそれは大きなインパクトとなるはずです。
Google社によれば,ある調査において家庭の消費電力にアクセスできるようにしたところ,1カ月の消費電力が5~15%削減できるという結果がでたという。「仮に,米国の半分の家庭が消費電力を10%削減したとすると,その消費電力削減効果は,800万台の自動車の運転をやめることに相当する」とGoogle社は説明する。(ITpro:米Google社,スマートメーターと連携する消費電力削減用ソフトウエア・ツールを開発中[2009/2/16]より抜粋)
また、この『Google Power Meter』はスマートメーターと連携して動作することが想定されているようです。 スマートメーターとは以下のようなものなのですが、要は電力会社の電力供給の効率化のためのものです。
通信機能やほかの機器の管理機能を持つ高機能型の電力メーターを含んだシステムを指す。「AMI(advanced metering infrastructure)」とも呼ばれる。電力メーターに数十~100m程度の近距離無線機能を組み込んで,エアコンや照明,温度計,セキュリティー機器といった家庭や事業所内の設備系機器を接続する。こうして,電力メーターを介して機器の稼動状況などをネットワーク経由で電力会社が管理するというもの。(スマートメーターとは - NE用語 - Tech-On!
Googleの今回の取り組みで肝なのは、電気会社に情報を提供(電力会社での効率化)するのではなく、直接、生活者に情報を提供(家庭での効率化)とするところでしょう。電力を売って食っている電力会社に情報を提供しても、ブラックな部分がないとも限りません。(有益な情報が生活者にまで届かないというケースも考えられます。)このようなシステムが一般的に普及し、生活者の意識・行動が変われば、世界におけるエネルギー消費も劇的に効率化されそうです。
というか、早く家電の全てがオンライン化し、統合的に管理なるようになればもっと良いのですが。

2009年2月18日水曜日

『kindle 2』 by Amazon ―電子ブックは普及するか

iphoneより薄くシンプルなボディは良い感じに洗練されています。さらに、Text-to-Speachなる機能があり、合成音声(男/女)が3段階の速度でテキストを読み上げてくれたりもするようです。
まだまだ世に出ている本をすべて読めるにはほど遠いのですが現在、AmazonにはKindle用書籍が23万冊あり、それは全体の10%程度にあたるそうです。(ちなみに、初代Kindle登場時は9万冊)。New York Times上の110冊のベストセラー中、103冊がKindle版で用意されているとのこと。
このような電子ブックが普及すれば、ipod(&iTunes)が音楽の聞き方が変わったように、本の読み方を変えれるような気がします。持ち運べないようなたくさんの本をデバイス一つに入れて済むわけですから、それはそれは便利です。音楽分野でのAppleのipod+iTunes(store)という垂直統合型ビジネスモデルと同じように、AmazonはKindleで書籍での垂直統合モデルを目指すのでしょうか。
しかし、音楽に比べて書籍は電子化(データ化)が難しいということが大きなネックとなるように思います。Amazon単体で電子書籍のライブラリーの拡充を進めるとなると相当の労力が必要となります。ライブラリーの拡充という視点に立てば、Googleが書籍の電子化を進めたりしてますしいろいろなプレイヤーが共同でオンラインライブラリーを揃えるというのが理想かと。さらにそのようなオンラインライブラリーをiphoneなどのデバイスで見れるようになれば良いなーと思ったりします。
そうなれば垂直統合モデルへの囲み込みができなくなるわけで、AmazonとKindleという必要性も薄くなってきます。書籍では、Appleが成功を収めたような垂直統合モデルは難しいんですかね。
さあ今後、Kindle含め電子ブックは普及するのでしょうか。とりあえず、今後の行方に注目していきたいと思います。

2009年2月16日月曜日

第1回ギークとスーツの麻雀大会に行ってきた。

この前の土曜日に、ファッキンバレンタイン麻雀改め、『ギークとスーツの麻雀大会』に参加してきました。
”事業を回す(のに中々交わる機会がない)両輪が、牌を交えて語り合う半日”というコンセプトの会です。
エンジニアの方と話す機会は少ないので、とても良い交流の場でした。というか、周りのメンバーがすごい方ばかりだったのでお話を聞くだけでとても面白かったです。そんなメンバーの中に工学系の最高峰MIT(マサチューセッツ工科大学)出身の方がいらしてテンションが上がらざるを得ませんでした。まさか、こんなところでそんな方と麻雀することになろうとはw
結果的に5000円ほど負けましたが、金銭では語れない何かが得られたような気がしました。
第2回もあるそうなので楽しみです。

2009年2月12日木曜日

コミュニケーション設計とコンテキスト設計

最近、コミュニケーションにとってコンテキスト(文脈)というものがとても大切だとつくづく思います。人間とは本当に難しい生き物です。(そこが、面白いところでもあるのですが、)
例えば、愛する女性にプロポーズを試みようとしている男性がいるとします。彼はプロポーズを成功させようと必死です。彼女の好きなものを調べ上げプレゼントを用意し、夜景が一番綺麗に見える時間にホテルの最上階のバーで、魅力的な言葉とともにプロポーズをしました。しかし、残念ながらプロポーズは失敗に終わりました。
一体何が悪かったのでしょう。
彼は最高のシチュエーションをつくることに夢中で、それまでのコンテキストをつくることがおろそかになってしまったのです。何の前触れもなく夜にいきなり呼び出され、いきなりそんなシチュエーションに置かれた彼女は口をぽかんと空けるしかありません。
ここで抜けていたのは、いかに彼女の気持ちを高揚させていくかということです。これがなければ、いかに最高にシチュエーションも無駄になってしまいます。逆に、気持ちさえ高めることができれば、居酒屋でプロポーズしても成功したりするのです。

広告のコミュニケーションに置き換えてみても同じようなことが言えるような気がします。とても当たり前すぎることなのですが、
「伝えて欲しいコトを」
「伝えて欲しいジカンに」
「伝えられたいバショで」
「伝えられてたいホウホウで」
そして、何よりも
「伝えられたいキブン(キモチ)で」
いるときにアプローチすることが重要です。すなわち、相手をその気にさせるような状況をつくるためのコンテキスト設計がコミュニケーション設計の上でとても重要なのだと思います。

という視点に立てば、現在の主流である効果検証の指標をコミュニケーションの最後の部分であるクリエイティブ(例でいうところの最高のシチュエーション)だけに求める手法というのは良くないように感じてきます。単にリスティング広告だけを見た人よりも。バナー広告を見た後にリスティング広告を見た人の方がクリック率が高かったりすることは証明されているようですし。
そういうことを言っていると、MicrosoftのEngagement Mappingのような広告検証手法はなるほどなーと思ってしまいます。
実際にこのような統合型効果検証で、購買までに接して全メディア&クリエイティブの効果が計れるようになり、一般化すればこれはまたクライアントの広告予算にすごい変化をもたらすのでしょう。広告の力関係もコミュニケーションの形も様変わりですかね。マスメディアも今以上に見直されたりするかもしれません。
最近過ごしていく中でなんとなく思ったことでした。

2009年2月10日火曜日

女は経過、男は結果

「女は経過を大切にして、男は結果を大切にする。」
だから、プレゼンの相手が女性ならば結果は最後に持っていき、それまでのストーリーに重点を置いた方が良い。反対にプレゼン相手が男性ならばアウトプットに重点を置き最初に結果を出した方が良い。というようなことを、会社の人たちと何気なく話していました。
恋愛に置き換えてみても、女性の方が付き合うまでの恋愛ストーリーに重点を置いてそうですし、逆に男性の方が彼女と付き合っているという結果に重点を置いてそうです。
なぜなんだろうと考えたときに、女性の妊娠ということが関係あるんじゃないかという仮説にたどり着きました。女性は子供を生むにあたり長期間が必要となります、だから入念に相手を選定する。逆に男性は一瞬勝負なわけです。そういうことが本能として染み付いているのではないかという仮説です。
ふと思っただけのことなので信憑性は全然ありません。さらに人それぞれなんでそんなことはないという人はたくさんいると思います。
が、結構この「女は経過、男は結果仮説」は当たっているような気がします。

2009年2月9日月曜日

GUNDAMUJI —ガンダムカラーの掃除機

少々気になる掃除機を発見しました。
これらは無印良品の無地の掃除機を、それぞれガンダムに登場するモビルスーツカラーに塗り上げた「GUNDAMUJI」というアート作品です。
ちなみに一番左から、無印純正、ガンダム、ザク、シャア専用ザク、グフ、ドム、アッガイ、ギャン、ハロらしいです。
見ていると不思議、そのようにも思えてきます。
つまり、ガンダムというコンテンツは物語、登場人物といったものだけでなく、カラーリングといった一種の記号だけでも語れるのです。さすがのコンテンツパワーです。
参照記事はコチラ

ちなみに、こんなものも見つけました。新世紀エヴァンゲリオン劇場版仕様のキャリーバッグ。
LaLaBit Marketで売ってます。

2009年2月6日金曜日

ABUNAI SISTERS ―叶姉妹アニメーションDVD

叶姉妹のアニメーションDVDを見つけてしまいました。
その名も「ABUNAI SISTERS」。ちなみに、日米同時公開らしいです。
ちなみに、「ギャザリングシステム」なるシステムを用いているみたいです。
製作に入る前段階でDVDを予約販売する仕組みです。ファン参加による、まったく新しい共同購入方式。購入申し込み者が増えるほど販売価格が下がる!早めの申し込みで豪華特典がゲットできる!(WEBページより)
30000円から2500円と結構幅がありますが結局、何円ぐらいに落ち着くのでしょうか。若干ですが興味が涌きます。
ちなみに、一話は無料で公開されています。

余り意味がよくわかりませんがおそらくファンにはたまらないのでしょう…。
しかし今回のDVD企画、オリックスバファローズのマスコット「ネッピー」などで知られるイラストレーター松下進氏+「攻殻機動隊」「スカイクロラ」などで知られるプロダクションI.Gなど、制作陣がすごすぎます。

2009年2月4日水曜日

かわいいメンテナンス画面 ―Twitter&Pixiv

Twitterのメンテナンス画面。
Pixivのメンテナンス画面
以前から思ってましたが、TwitterとPixivのメンテナンス画面ってかわいいですよね。好きです、こういうちょっとした気配り。フラストレーションをほんの少し和らげてくれるような気もします。

2009年2月3日火曜日

セキュリティアイドル「セキュリーナ」 ―経済産業省の「CHECK PC!」キャンペーン

2月2日から2月28日までの期間、経済産業省が情報セキュリティ対策の重要性を訴える「CHECK PC!」なるキャンペーンをしているようです。
ITが国民生活・社会経済活動に深く浸透していく中で、インターネットの利用者がコンピュータウイルスへの感染、不正アクセス、フィッシング等の被害に遭遇する危険性は高まっています。本キャンペーンは、このような被害を未然に防ぎ、安心してITを利用するための意識及び知識の向上を目的としています。ニュースリリースより)
キャンペーンオリジナルキャラクター『セキュリーナ』が中心となって、国民にわかりやすく情報セキュリティ対策の重要性を訴えていくとのことです。TVCM、WEB、全国の小中学校・図書館へのポスター配布、東京・大阪での駅張りなど大規模な展開となるようです。
しかし、このキャンペーンサイトのコンテンツがびっくりするくらい充実しています。情報セキュリティ対策の基礎知識や、インターネットの利用場面にあわせた脅威と対策の説明をはじめ、セキュリーナデビュー曲PVや、さらにはブログパーツまであります。

気合入ってます、経済産業省。
関連記事はコチラ

2009年2月2日月曜日

巡音ルカ、満を持してデビュー!

『初音ミク』で一大ムーブメントを創ったキャラクターボーカルシリーズの第3弾となる『巡音ルカ』が1月30日発売されました。

バーチャル・シンガー『巡音ルカ』は、声優「浅川 悠」さんが演じるクールでちょっぴりミステリアスなキャラクター・ボイスを元に造り上げられた、ボーカル・アンドロイド=VOCALOID(ボーカロイド)です。
本作では、初の試みとして日本語と英語の2つの音声データベースを搭載。総容量3GB以上にも及ぶ、バイリンガル女性シンガーとなっています。よって、今までのボーカル音源では実現が難しかった、日本語に英語が交じる現代的なポップスを流暢にこなすのは勿論、ワールドワイドな音楽にも対応するため、汎用性が高いのが特徴です。また、"ムーディーかつハスキーな女声"をコンセプトに収録されたクールな声質で、中域から高域まで広めの音域をフォロー。ハウスなどの定番ダンス系からディープな電子音楽、またはジャジー/ブルージーな大人びたサウンドにも対応します。(クリプトン・フューチャー・メディア製品サイトより)

ちなみに、Pixivで「巡音ルカ」で検索すると、検索結果:4760件(2009.2.2.12:10)。
また、ニコニコ動画で「巡音ルカ」で検索すると、検索結果:1041件(2009.2.2.12:10)。
さらに、既にVOCALOID殿堂入り(再生数10万以上の作品に付けられるタグ)作品が出ています。




巡音ルカ、デビューと同時にそのパワーをまざまざと見せつけております。CGMの雄VOCALOIDコミュニティの強さがうかがえます。VOCALOID作品の盛り上がりを見ているとCGMの力強さがひしひしと伝わってきます。
ちなみに、このようなコミュニティも登場しました。

初音ミクなどVOCALOIDを使ったオリジナル楽曲を使用したTDKIへの動画作品の投稿を、TDKIリターンズ内のネット番組で取り上げていきます。番組で取り上げた作品のクリエーターには、特製グッズをプレゼントしていく予定です。1月30日発売の「巡音ルカ」の楽曲を楽しみにしています!(TDKIページより)
TDKI関連記事はコチラ(「オリジナル“ミクミク作品”を待っている!zoome「TDKIリターンズ」)。

さて、これでティザー分のVOCALOID2は全て出揃ったのですが、次の展開などはあるのでしょうか。という疑問を抱きつつも巡音ルカの動向に注目です。