2008年12月26日金曜日

「ブロガーが選ぶ2008年度ウェブキャンペーンベスト5」バトン

アドマン2.0@デキる広告マンの作り方さんに端を発したこの素敵な企画ですが、アドマンさん⇒則天去私さん⇒ひよぷら日記さん⇒カムリブログと、なんと僕のところまで回ってきました。
せっかくの良い機会なので僭越ながら2008年ベストキャンペーンを挙げさせて頂きます。(※順不同)

切り口は、あちらの世界とこちらの世界にまたがる仕組みが面白いなと思ったものを挙げてみました。

お題「①印象に残ったウェブキャンペーンを5つ、②その理由、③バトンを渡す相手を3名指名して、バトンを回してくださいませ!

①「AXE WAKE-UP SERVICE INC.」
⇒PC×モバイル連動。魅力的なコンテンツと、それが何気ない日常に入ってくる仕組みが秀逸だったので。

②「着☆あぷ♪ キャンペーンガールを育てよう♪―目指せ!東京ゲームショウ!」
⇒PC×リアルイベント連動。すごく面白いキャンペーンです、一番すごいところは実際に実行しちゃったところです。投稿コメントの検閲がなかったらしいですし。

③「gyorol」
⇒モバイル×リアルイベント(×PC)。モバイルとリアルイベントとそれをつなぐコンテンツ、それぞれの設計が新しく、秀逸でした。

④「おお勇者よ、釣られてしまうとは何事だ」(スクエア・エニックス)
⇒これはウェブだけで完結するものなのですが、単純な仕掛けで効果的にブランドの持つ世界観を伝えれているなと思ったので挙げてみました。

⑤「gremz」
⇒ブログパーツ×リアル植樹。これも、ブログパーツとして新しい仕組みだったので。


申し訳ないのですがバトンはここで止めさせて頂きます。結果が非常にたのしみです。

2008年12月25日木曜日

これでこそ、Google! ―社員へAndroid携帯をクリスマスプレゼント

2008年12月24日のCNETニュース記事、「グーグル、社員にAndroid携帯「HTC Dream」をプレゼント」。
Googleはオーストラリアをはじめ世界各国の多くの同社社員にクリスマスギフトとして、「G1」の名称でも知られるAndroid携帯「HTC Dream」をプレゼントした。Google関係者は現地時刻12月22日、ZDNet Australiaに対して「われわれは、Androidソフトほどのものはこれまでに開発したことがないので、これはその成果を祝うまたとない機会となった。」と述べている。同関係者はまた、ホリデーシーズン気分を盛り上げるだけでなく、すべての社員にHTC Dreamを利用してもらうことにより、Androidのさらなる改善が期待できると付け加えた。「社員にHTC Dreamをプレゼントし、彼らに改めてDream携帯電話を利用してもらうことにより、さらなる改善が図れる。」
Googleも不況には勝てぬ―福利厚生削減、実験的プロジェクトも縮小」といったニュースもある中ではあるが、これでこそ、Googleだ!

2008年12月22日月曜日

『iMo』 ―アップルの次世代自動車!?

『iMo』と名付けられたこの次世代の乗物は、英国コベントリー大学で自動車デザインの修士課程に在籍するAnthony Jannarelly氏が考案し、2024年にリリース予定の100%自律型自動車です。ちなみに、アップルロゴを冠していますが、実は正式なアップルの製品ではありません。iMoは自律運動で保管場所である『iPark』に自力で駐車するといったことや、ホログラフを使ったUIによりジェスチャーで車を制御できるとなどといった機能が想定がされており、また、車体はどのようにでも形を変えられる「ソフト・スフィア」(柔らかな球体)となっており、ユーザーの必要に合わせて形を変えるといった設計だそうです。
アップルロゴを冠している所以として、Jannarelly氏は「最先端の技術を用いながら、余分なものを排除するプロセスを適用することで、シンプルで洗練されたソリューションを考案するというアップルの哲学をベースにしている」と述べているそうです。
ちなみに、このiMoは仮想の産物ですが、実は既存の技術を集めることで実現は可能であるということです。仮想の製品ページもあります。コチラ

アップルが自動車を実際に造るかということはさておき、これはすごく魅力的で心躍る乗り物です。自律走行と走行管理で街中の移動もスムーズになりますね。恐らくこの頃には、身の回りのものの殆どがあちらの世界とコネクトできるようになっていて、生活スタイルはかなり変わっているのだと思います。

にしてもアップル哲学は、様々なところに影響を及ぼします。この哲学こそがアップルの強さの素であり、アップルブランドの根幹なのでしょう。
いやはや乗ってみたい。

2008年12月19日金曜日

Google「Picasa Web Albams」の「name tag」 ―画像データの新しい整理方法

Googleが提供するオンライン写真共有サービス「Picasa Web Albams」が12月16日に公開されました。
そのサービスの中で注目すべき機能は、写真に写っている人物の顔を自動認識する機能。
人物の写った写真に「name tag」というタグを付けることができるのですが、「name tag」を付けるとアーカイブの中でその人物の写った写真を自動検出して同じタグが付けられるのです。だから、特定の人物が写った写真を一括で検索できたりします。
ちなみにこの「name tag」機能はGoogleが2006年に買収したNeven Visionという会社の技術をベースにしたものらしいです。(他にGoogle Translateと連携し、コメントを別の言語に自動翻訳する機能なども搭載。)

今までは、細かくフォルダに分けて整理するか、写真の付帯情報(タグなど)で整理するといった方法が主流でした。写真の中身の情報で整理できるとなれば、情報の整理の幅が断然広がります。

そういえば、ある特定の人物の画像が必要で、膨大なアーカイブの中、画像ファイルを一つ一つチェックした記憶があります、涙。自分の膨大な画像アーカイブの中で、特定の人物が写った写真を特定できるのは非常に良い機能です。
さらには、顔だけでなくもっと様々な要素が認識できるとようになることを期待します。


話は変わりますが、最近は顔認識系の技術を良く耳にします。デジタルカメラは顔認識機能を当たり前のように謳っていますし、渋谷の街頭ビジョンにも見ている人の顔を認識するシステムが導入されたそうですし。

2008年12月12日金曜日

光文社新書のユーザビリティ

岡本一郎氏『グーグルに勝つ広告モデル』を読みました。
今回は内容には触れません。注目すべきは新書の"カバー"です。
カバーの四隅が、切り取られているではありませんか。小さなことだけど、素晴らしい心遣い。

2008年12月8日月曜日

代理店のニコ厨が1000万IDを祝う会

に行ってきました。

前日に行われた「ニコニコ大会議2008冬」のように、(若干カオスな一面もみせつつwww)大いに盛り上がった夜でした。

この会を通して沢山新しい出会いがありました。このような人のつながりは大切にしていきたいものです。やっぱりオフ会を通してリアルに人と人とがつながっていくって素晴らしいことですね。(「キャズムを超えろ」の中の人に会えたのは個人的にすごく嬉しかったです。)
また、先日の広告系総会スピンオフ会で知り合った方々にも久しぶりに会い、お話できたことも良かったです。(あちらの世界で簡単につながれる環境だからこそ、)こちらの世界で直接お話するということは、いろいろと刺激になります。

参加した皆さん、ありがとうございました。
そして、幹事をして頂いたお二方、本当に感謝です。
なによりも、ニコニコ動画1000万ID突破おめでとうございました。

今回の目玉の一つといえば、幹事さんの素晴らしいご配慮で用意された特製の「1000万ID記念ケーキ」ですね。登場した瞬間、場のテンションが一気に上がりました。ニワンゴも嬉しそうで(ちゃっかり嘴にクリームがついちゃってますw)。
これからも、今のWEB世界で光を放つニコニコ動画の成長に期待したいと思います!

2008年12月5日金曜日

「ニコニコ大会議2008冬 ~ザ・デイ・ビフォー・明後日~」に行ってきました。

夏の大会議には行けなかったので、初めて参加だったのですが、一言、”すごかった”です。大会議CMや「らっぷびと(阿部さん)」メジャーデビュー発表ライブ、エンディングでのFooさんの笛演奏などなどエンターテイメントが良い意味で加わってある意味もうビジネスカンファレンスじゃないですね、これはwww。
全体を見渡せる2階バルコニー席で観てました。一際プレミアム席の盛り上がりがすごかった。
原点回帰の意味を込めた(ββ)
テーマは"CROWD MESSASING"。これまで、個人に焦点を当ててきたWEB世界のなかで、"集団での一体感の共有"を目指すそうです。

発表された内容は以下に。

・ニコニコ広場(12月12日ロンチ予定)
ニコニコ動画内の24時間巨大スペースでユーザー同士が集まってコミュニケーションできる場。広場内では配信中の生放送や、運営からのお知らせ情報が表示され生放送会場への移動も可能。また、ニコ割(時報)が流れるとともにユーザーをニコニコ広場に飛ばすことで(もちろん観ていた動画へ帰ることも可能)、ユーザーのコミュニケーションを図ったりもする。
・ニコニコチャンネル(12月5日ロンチ予定)
ニコニコ動画内でのコンテンツ提供会社(企業)チャンネル。これまでの公式動画とニコニコミュニティが合体したようなもので企業とユーザーとのコミュニケーションの場。現在、121社が参加126チャンネル(アニメ制作会社、テレビ局、ゲーム会社、メーカー、などいろいろな業種の企業が参加)。
・ニコニコ生放送(12月12日ロンチ予定)
生放送の収容人数(最大同時視聴者数)が1万人から2万人に拡張。名前も『大ニコ城ホール』へ。また、ニコニコミュニティのオーナーがコミュニティ参加者に対して生放送をする『ユーザー生放送』機能も追加。
・ニコニコミュニティ(12月~1月随時ロンチ予定)
出身コミュニティ設定、共同作業機能、元スレッド表示機能、が追加。掲示板もバージョンアップする。
・ニコニ広告(1月ロンチ予定)
ニコニコポイントを使って、自分が投稿した動画や、お気に入りの動画を宣伝できる機能。
・ニコニコムービーメーカー(動画)(2月ロンチ予定)
ニコニコムービーメーカーの大幅なバージョンアップ。
・SUW×ニコニコ動画
B-BOY、B-GIRLの支持を集めるストリートブランドSUWWEARとニコニコ動画の異色のコラボ。コラボT-シャツなどを展開。
・基本機能の拡張
投稿時の容量上限UP(12月10日ロンチ予定)と、マイリスト登録上限を無制限に(12月5日ロンチ予定)。ただし、プレミアム会員のみ。

"ユーザー同士のリアルタイムコミュニケーション"と、"企業とユーザーのコミュニケーション"の二つの窓口が本格的に開けたなーと思いました。特に、気になるのが企業とユーザーのコミュニケーションです。これまでユーザー同士のコミュニケーションのプラットフォームだったニコニコ動画に、これからどんどん企業も入っていきます。みんなまとめてニコニコできるプラットフォームになるのでしょうか。企業サイドのアプローチが重要ですね。
これから、注目ニコニコチャンネル。

そうそう、大会議で人気が沸騰したドワンゴ社員奥井くんのこれからの動向が気になりますwww