2008年11月13日木曜日

UNIQLOCKのスゴイところ

とあるWeb広告系のセミナーで、「UNIQLOCKのどこがスゴイのか」という講演を聞きました。
自分なりにまとめると、こんな感じらしいです。(以下以外にも人によって様々な意見があるようです。)
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non verbal

― ノーコピー=言語で伝えない=全世界統一のフォーマット

physicalization

― 身体表現の極みダンスに徹したクリエイティブ

(※こっそりとオリエンタリズムを匂わせた)

handsome information※クールな(チャーミングな)商品情報

商品情報の全て”をデザイン化して伝える

new integration

           ― 様々な要素を足し算していく統合ではなく、必要要素のみの統合

link popularity

いかに内に呼び込むかではなく、いかに外でつながるかの視点

branded utility※商標化した日常の役立つこと

― 日常の中で、一番目障りでなく役に立つものの極み=時計

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すごく勉強になりました。

”商品情報の全てを、人間なら誰にでも伝わる簡潔な表現で、目障りでなく役立つメディアに乗せた、そしてそれらがつながっていく。”だから、スゴイってとこですかね。


その中でも自分が一番興味深いと思った点は、「link popurlarity」というところで、この部分が、UNIQLOCKのキモかなと勝手に思いました。

”生活者をいかに自社サイトに誘引し、その内でいかにブランド体験(≒滞在)させるか”というのが、現在のスタンダードなプランニングの視点です。
そのために、自社サイトには数多くのコンテンツ(情報)が格納されていたりします。この視点では、ブログパーツは”自社サイトに呼び込むためのツール”でしかないわけです。

しかし、UNIQLOCKというブログパーツは、”いかに自社サイトに呼び込むか”という視点ではなく、”いかに外でつながるか”という視点で設計されています。
なので、それ自体がブランド体験とならなければなりません。だから、それを可能とするあの秀逸な表現が乗っかり、広告賞総ナメのUNIQLOCKになったということじゃないかと思います。

このような動きがある中で、ブログパーツと自社サイトの役割や、さらにプランニングの視点はこれからどのように変化していくのでしょうか。

にしても、本当に2008年はUNIQLOCKの年でした。
これからもUNIQLOの動向には注目せざるを得ないです。

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