2009年2月12日木曜日

コミュニケーション設計とコンテキスト設計

最近、コミュニケーションにとってコンテキスト(文脈)というものがとても大切だとつくづく思います。人間とは本当に難しい生き物です。(そこが、面白いところでもあるのですが、)
例えば、愛する女性にプロポーズを試みようとしている男性がいるとします。彼はプロポーズを成功させようと必死です。彼女の好きなものを調べ上げプレゼントを用意し、夜景が一番綺麗に見える時間にホテルの最上階のバーで、魅力的な言葉とともにプロポーズをしました。しかし、残念ながらプロポーズは失敗に終わりました。
一体何が悪かったのでしょう。
彼は最高のシチュエーションをつくることに夢中で、それまでのコンテキストをつくることがおろそかになってしまったのです。何の前触れもなく夜にいきなり呼び出され、いきなりそんなシチュエーションに置かれた彼女は口をぽかんと空けるしかありません。
ここで抜けていたのは、いかに彼女の気持ちを高揚させていくかということです。これがなければ、いかに最高にシチュエーションも無駄になってしまいます。逆に、気持ちさえ高めることができれば、居酒屋でプロポーズしても成功したりするのです。

広告のコミュニケーションに置き換えてみても同じようなことが言えるような気がします。とても当たり前すぎることなのですが、
「伝えて欲しいコトを」
「伝えて欲しいジカンに」
「伝えられたいバショで」
「伝えられてたいホウホウで」
そして、何よりも
「伝えられたいキブン(キモチ)で」
いるときにアプローチすることが重要です。すなわち、相手をその気にさせるような状況をつくるためのコンテキスト設計がコミュニケーション設計の上でとても重要なのだと思います。

という視点に立てば、現在の主流である効果検証の指標をコミュニケーションの最後の部分であるクリエイティブ(例でいうところの最高のシチュエーション)だけに求める手法というのは良くないように感じてきます。単にリスティング広告だけを見た人よりも。バナー広告を見た後にリスティング広告を見た人の方がクリック率が高かったりすることは証明されているようですし。
そういうことを言っていると、MicrosoftのEngagement Mappingのような広告検証手法はなるほどなーと思ってしまいます。
実際にこのような統合型効果検証で、購買までに接して全メディア&クリエイティブの効果が計れるようになり、一般化すればこれはまたクライアントの広告予算にすごい変化をもたらすのでしょう。広告の力関係もコミュニケーションの形も様変わりですかね。マスメディアも今以上に見直されたりするかもしれません。
最近過ごしていく中でなんとなく思ったことでした。

2009年2月10日火曜日

女は経過、男は結果

「女は経過を大切にして、男は結果を大切にする。」
だから、プレゼンの相手が女性ならば結果は最後に持っていき、それまでのストーリーに重点を置いた方が良い。反対にプレゼン相手が男性ならばアウトプットに重点を置き最初に結果を出した方が良い。というようなことを、会社の人たちと何気なく話していました。
恋愛に置き換えてみても、女性の方が付き合うまでの恋愛ストーリーに重点を置いてそうですし、逆に男性の方が彼女と付き合っているという結果に重点を置いてそうです。
なぜなんだろうと考えたときに、女性の妊娠ということが関係あるんじゃないかという仮説にたどり着きました。女性は子供を生むにあたり長期間が必要となります、だから入念に相手を選定する。逆に男性は一瞬勝負なわけです。そういうことが本能として染み付いているのではないかという仮説です。
ふと思っただけのことなので信憑性は全然ありません。さらに人それぞれなんでそんなことはないという人はたくさんいると思います。
が、結構この「女は経過、男は結果仮説」は当たっているような気がします。

2009年2月9日月曜日

GUNDAMUJI —ガンダムカラーの掃除機

少々気になる掃除機を発見しました。
これらは無印良品の無地の掃除機を、それぞれガンダムに登場するモビルスーツカラーに塗り上げた「GUNDAMUJI」というアート作品です。
ちなみに一番左から、無印純正、ガンダム、ザク、シャア専用ザク、グフ、ドム、アッガイ、ギャン、ハロらしいです。
見ていると不思議、そのようにも思えてきます。
つまり、ガンダムというコンテンツは物語、登場人物といったものだけでなく、カラーリングといった一種の記号だけでも語れるのです。さすがのコンテンツパワーです。
参照記事はコチラ

ちなみに、こんなものも見つけました。新世紀エヴァンゲリオン劇場版仕様のキャリーバッグ。
LaLaBit Marketで売ってます。

2009年2月6日金曜日

ABUNAI SISTERS ―叶姉妹アニメーションDVD

叶姉妹のアニメーションDVDを見つけてしまいました。
その名も「ABUNAI SISTERS」。ちなみに、日米同時公開らしいです。
ちなみに、「ギャザリングシステム」なるシステムを用いているみたいです。
製作に入る前段階でDVDを予約販売する仕組みです。ファン参加による、まったく新しい共同購入方式。購入申し込み者が増えるほど販売価格が下がる!早めの申し込みで豪華特典がゲットできる!(WEBページより)
30000円から2500円と結構幅がありますが結局、何円ぐらいに落ち着くのでしょうか。若干ですが興味が涌きます。
ちなみに、一話は無料で公開されています。

余り意味がよくわかりませんがおそらくファンにはたまらないのでしょう…。
しかし今回のDVD企画、オリックスバファローズのマスコット「ネッピー」などで知られるイラストレーター松下進氏+「攻殻機動隊」「スカイクロラ」などで知られるプロダクションI.Gなど、制作陣がすごすぎます。

2009年2月4日水曜日

かわいいメンテナンス画面 ―Twitter&Pixiv

Twitterのメンテナンス画面。
Pixivのメンテナンス画面
以前から思ってましたが、TwitterとPixivのメンテナンス画面ってかわいいですよね。好きです、こういうちょっとした気配り。フラストレーションをほんの少し和らげてくれるような気もします。

2009年2月3日火曜日

セキュリティアイドル「セキュリーナ」 ―経済産業省の「CHECK PC!」キャンペーン

2月2日から2月28日までの期間、経済産業省が情報セキュリティ対策の重要性を訴える「CHECK PC!」なるキャンペーンをしているようです。
ITが国民生活・社会経済活動に深く浸透していく中で、インターネットの利用者がコンピュータウイルスへの感染、不正アクセス、フィッシング等の被害に遭遇する危険性は高まっています。本キャンペーンは、このような被害を未然に防ぎ、安心してITを利用するための意識及び知識の向上を目的としています。ニュースリリースより)
キャンペーンオリジナルキャラクター『セキュリーナ』が中心となって、国民にわかりやすく情報セキュリティ対策の重要性を訴えていくとのことです。TVCM、WEB、全国の小中学校・図書館へのポスター配布、東京・大阪での駅張りなど大規模な展開となるようです。
しかし、このキャンペーンサイトのコンテンツがびっくりするくらい充実しています。情報セキュリティ対策の基礎知識や、インターネットの利用場面にあわせた脅威と対策の説明をはじめ、セキュリーナデビュー曲PVや、さらにはブログパーツまであります。

気合入ってます、経済産業省。
関連記事はコチラ

2009年2月2日月曜日

巡音ルカ、満を持してデビュー!

『初音ミク』で一大ムーブメントを創ったキャラクターボーカルシリーズの第3弾となる『巡音ルカ』が1月30日発売されました。

バーチャル・シンガー『巡音ルカ』は、声優「浅川 悠」さんが演じるクールでちょっぴりミステリアスなキャラクター・ボイスを元に造り上げられた、ボーカル・アンドロイド=VOCALOID(ボーカロイド)です。
本作では、初の試みとして日本語と英語の2つの音声データベースを搭載。総容量3GB以上にも及ぶ、バイリンガル女性シンガーとなっています。よって、今までのボーカル音源では実現が難しかった、日本語に英語が交じる現代的なポップスを流暢にこなすのは勿論、ワールドワイドな音楽にも対応するため、汎用性が高いのが特徴です。また、"ムーディーかつハスキーな女声"をコンセプトに収録されたクールな声質で、中域から高域まで広めの音域をフォロー。ハウスなどの定番ダンス系からディープな電子音楽、またはジャジー/ブルージーな大人びたサウンドにも対応します。(クリプトン・フューチャー・メディア製品サイトより)

ちなみに、Pixivで「巡音ルカ」で検索すると、検索結果:4760件(2009.2.2.12:10)。
また、ニコニコ動画で「巡音ルカ」で検索すると、検索結果:1041件(2009.2.2.12:10)。
さらに、既にVOCALOID殿堂入り(再生数10万以上の作品に付けられるタグ)作品が出ています。




巡音ルカ、デビューと同時にそのパワーをまざまざと見せつけております。CGMの雄VOCALOIDコミュニティの強さがうかがえます。VOCALOID作品の盛り上がりを見ているとCGMの力強さがひしひしと伝わってきます。
ちなみに、このようなコミュニティも登場しました。

初音ミクなどVOCALOIDを使ったオリジナル楽曲を使用したTDKIへの動画作品の投稿を、TDKIリターンズ内のネット番組で取り上げていきます。番組で取り上げた作品のクリエーターには、特製グッズをプレゼントしていく予定です。1月30日発売の「巡音ルカ」の楽曲を楽しみにしています!(TDKIページより)
TDKI関連記事はコチラ(「オリジナル“ミクミク作品”を待っている!zoome「TDKIリターンズ」)。

さて、これでティザー分のVOCALOID2は全て出揃ったのですが、次の展開などはあるのでしょうか。という疑問を抱きつつも巡音ルカの動向に注目です。